ソフトクリームの日

ソフトクリームの日

ソフトクリームを持ちながら走っていた子どもが転んで泣いている。

ソフトクリームは真っ逆さまに墜落して、べちゃりと地面に突き刺さる。

と、その時、コーンはびりっと雷にでも撃たれたような啓示を受ける。

「僕は地球という冷えた玉を乗せるコーンなのだ!」

しかし次の瞬間、貪婪な鳥類たちがやってきてついばみ、コーンの夢は志半ばで潰えてしまう。

転んだ子どもも、コーンの夢が潰えてしまったことを悲劇と思い、涙をぼろぼろと流す。

以来、子は強く生きようと決心する。

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